ヒーラーの声
“B級グルメの女王”と呼ばれるようになって
No.019/
私は、スピリチュアリズム普及会のメンバーたちを、定期的に“手づくり料理”でもてなす機会に恵まれています。
ご存じのとおり、私たちは30年ほど前から“現代栄養学”に基づく食事改善に取り組み、神の摂理にそった「正しい食生活」を実践してきました。それは穀物や野菜を中心とした食事で、“肉”は一切摂りません。動物性食品は少量のシーフードと卵だけです。こうした健全な食事のお陰で、サークルのメンバー全員が、年齢を感じさせないほど若々しくて健康的です。外部の方からよく、「皆さんはどうしてそんなに若々しいの?」と聞かれます。
大半のヒーラーは50歳を過ぎていますが、いつも10歳以上、若く見られます。なかには30代に見られる者もいるほどです。ヒーラーは皆、より完璧な「道具」を目指して“菜食主義”に徹してきましたので、肉体は清浄感に満ちあふれ、ほとんど病気もせずに一年を過ごしています。
こうした素晴らしい食環境の中にあって、時々、私が提供する食事はサークルのメンバーに大好評で、いつの間にか“B級グルメの女王”と呼ばれるようになりました。「肉を使わない“B級グルメ”ってどんな料理?」と聞かれそうですが、それはカレーライス・焼きそば・オムライスといった、世間で言う“B級グルメ”と同じものです。
実は、私には少々悩みの種となっていることがあります。それは、料理のレパートリーが狭いことです。しかし、私がつくったシーフードカレーや焼きそばを食べたメンバーたちが「おいしい!」「絶品だね!」と感動の声をあげ、すぐにお代わりをする姿を見ると、料理のレパートリーが狭いといった悩みなど、どこかに吹き飛んでしまいます。私がつくる“B級グルメ”は、まさに芸術であり、特技と言えるかもしれません。どんな分野であっても、人が真似のできない特技を持っているのは、本当に素晴らしいことです。
私は、自分がつくる“B級グルメ”がサークルのメンバーたちのお腹を満たすだけでなく、心も豊かにし、奉仕のためのエネルギーをもたらしていると感じています。愛情いっぱいの“B級グルメ”は、京都の料亭の“会席料理”にまさる喜びを、皆に与えています。私は幸いにも、こうした手づくり料理のもてなしによって「利他愛の実践」ができることに感謝しています。
私は今、“B級グルメの女王”と呼ばれることに誇りを持っています。そして、さらにその道を極めようと、日頃から考えをめぐらせています。“B級グルメの女王”として、これからも皆に喜んでもらえるように腕に磨きをかけ、“利他愛の種”を蒔き続けていきたいと思っています。
将来は、「どんな難病も治すことができる、スピリチュアルカレー・スピリチュアル焼きそば・スピリチュアルオムライス」を考案して、皆さんにもメニューを公表したいところですが、それはちょっと無理なようです。
(谷口)