ヒーラーの声

“臨死体験”の広がりをヒーリングの現場で体験!

No.014

私たちは、スピリチュアリズム普及の一環として、定期的に現代医学の病院でヒーリングのボランティアを行っていますが、最近になって“臨死体験”をしている患者さんが非常に増えてきていることを感じます。

ヒーリングのボランティアでは、最初にヒーリングについての簡単な話をし、そのあと直接ヒーリングを行っていますが、ヒーリングが終了した後、しばしば患者さんの方から自分の“臨死体験”について告白してくださいます。

ある患者さんは、「婦人病の手術で麻酔が効いている間にキレイなお花畑を見て、“もし、それがあの世だとするなら死ぬのは怖くない”と感じました」と語ってくださいました。また、夫婦そろって臨死体験をしたという話も耳にしました。ご主人は、その体験を振り返り「肉体と霊体が離れるのがハッキリわかりました」と言われ、奥様は学生時代に大ケガをして意識を失い、とてもキレイなお花畑を見たことを語ってくださいました。さらに、私たちがヒーリング奉仕をしている病院に10年以上勤務している看護師さんからは、次のような興味深い話を聞くことができました。「ここ1~2年前から、死期の近づいている患者さんの多くが、すでに他界している家族に会ったという“お迎え現象”を体験するケースが増え、不思議に思っていました。」

“臨死体験”した患者さんには、実は共通点があります。それは、自分の体験を「事実」として受け止めているということです。幻覚や錯覚ではなく、本当に自分の目で見、自分で感じたこととして受け入れているのです。他人にはその体験を語ってこなかったものの、私から霊界とか“臨死体験”の話を聞き、堰を切ったように自分の体験を語るようになったのです。

このようにさまざまなきっかけから“臨死体験”をする患者さんが、ここ数年の間に増えてきています。“臨死体験”は特別な人がするめずらしいものという一般的な考え方は、当てはまらなくなりました。もはや“臨死体験”は、ありふれた現象です。

私は、“臨死体験”をする患者さんが増えてきている様子から、その背景に“霊界の働きかけ”があることを実感しています。霊界側が、霊的事実を伝えたくて“臨死体験”という手段を使い、一人でも多くの人に気づかせようとしていると思っています。私は患者さんと接する中で、「病気やケガをきっかけに“臨死体験”した人を霊的覚醒へと導き、霊界に対する確信を持ってほしい」という霊界側の強い意図を感じます。“臨死体験”は、まさに霊の存在と霊界を実感するために、霊界によって引き起こされた“心霊現象”であると考えています。昨年、アメリカの脳神経外科医の“臨死体験”が世界的に話題となりましたが、日本国内でも広くそうした動きが展開しつつあることを感じます。

(谷口)