ヒーラーの声

父親へのスピリット・ヒーリングを通して霊界を身近に感じるようになった息子さんのケース

No.007

今までヒーリングをして差し上げた方の中で、とても印象に残ったケースをご紹介します。ヒーリングを受けたお父様はすでに他界されましたが、ヒーリングを依頼してきた息子さんは“スピリット・ヒーリング”の体験を通して霊界からの働きかけを確信し、霊的覚醒がもたらされるようになりました。

ある日、霊的真理を学び始めて2年になる40代の男性から、末期ガンの父親へのヒーリングの依頼がありました。その方は、霊界についてなかなか父親に話せず悩んでいました。医者から余命3ヶ月と宣告され、痛みと不安でいっぱいになっている父親のために、「何とか少しでも楽にしてほしい」とヒーリングを希望してきたのです。

私は、スピリット・ヒーリングでは、申し込みの時点から霊的パイプがつながり、霊界から治療エネルギーがもたらされるようになること、それによって遠隔ヒーリングに取りかかる前に痛みが軽減する方もいることをお話ししました。そして、「いずれにしても霊界の方々がお父様に最適な治療を施してくれますので、安心してヒーリングを受けてください」とお伝えしました。

ヒーリングが始まると、お父様の様子は変わっていきました。ガンの痛みが消え、笑顔で受け答えする父親を見て、依頼人の息子さんは驚きを隠せませんでした。3回の遠隔ヒーリングの後、その方は父親に“スピリット・ヒーリング”を受けたことを伝え、霊界や霊医について、そして「病気は決して悪いものではない」と話したということです。

その半年後、息子さんからお父様が他界したという連絡が入りました。ヒーリングを受けた後、霊界の話をしてあげることができたお陰で、父親は安らかに次の世界へ旅立っていったと語ってくれました。そして「今では、以前にも増して父が身近にいてくれるように思われ、とても心強いです。私は、このヒーリングで霊界の存在を確信することができるようになりました」と明るい声で話されました。お父様へのヒーリングをきっかけに、依頼人である息子さんも霊的パイプがつながり、霊界から多くの応援を受けていることがよくわかりました。

スピリット・ヒーリングは、単に病気を治すためのものではありません。地上の人間が霊界との絆を深め、霊的覚醒を促すためのものです。私たちは、ここでご紹介したような出来事に触れるたびに、霊界の素晴らしさを実感させていただいております。

(小川)