ヒーラーの声

霊的感覚に包まれるスピリット・ヒーリング

No.004

ヒーリングの予定がある日は、朝、目が覚めると同時にヒーリングのことを意識します。一日中、何をしていても、そのことが頭から離れません。直前まで「どうか霊の通路として自分を役立ててください」と祈りながら臨みます。

いざ、ヒーリングを始めると、自分がどこにいるか分からなくなるほどの静寂に包まれ、「患者さんの心と身体を癒してください」という祈りで心が占められます。ヒーリング中は、神と霊界の医師たちと患者さんと自分だけの世界です。その空間には、誰も入ってくることができません。場所も時間も超越した世界に浸って、大きな幸せと深い喜びを感じることができます。ずっとこのままこの幸せに浸っていたい、この世界に居つづけたいと願うのですが、20分足らずで夢から覚めるように、現実の世界に引き戻されます。その間は何の雑念も湧いてきません。日常では決して味わうことができない至福の時です。

私たちヒーラーは、「誰かのために役に立ちたい」という奉仕の思いでヒーリングをさせていただいています。ヒーリングは、この思いを叶えてもらえる貴重なひと時です。ヒーリングが終わると、ヒーリング独特の幸福感が薄れていくのを感じちょっぴり寂しさを覚えますが、たとえほんのわずかな時間でも、ヒーリングを通して奉仕への願いが叶えられたことに感謝の気持ちで一杯になります。

(中谷)