ヒーラーの声

スピリチュアリズムは、霊界と地上を“愛”で結ぶ

No.061

未曾有の被害をもたらした東日本大震災から、今年で6年が経ちました。被災地の人々が徐々に心を立て直し、未来に向かって歩み始める姿を見ていると、私の心も明るくなります。

その一方で、‟大切な人の命を救えなかった”という自責の念で、今もなお苦しみ続けている人々がいます。私はそうした人々の事を思う度に、「一刻も早く死後の世界の事実を知ってほしい。愛する人々が、今も幸せに生き続けている事を知ってほしい」という気持ちで、いてもたってもいられなくなります。

スピリチュアリズムはすでに、100年以上も前に「死は決して悲劇でも不幸でもなく、肉体という牢獄から解放される喜びの時である」という霊的事実を明らかにしました。「死の向こう側にも人生が続いており、死後は地上で生きていた時よりも、ずっと幸せになっている」ということを教えてくれました。

現在の地上世界には、愛する人との‟死別”の悲しみから立ち直れず、何年も苦しみ続けている人々が数えきれないほどいますが、それは全く意味のないことなのです。

私たちヒーラーは、「人間は霊界で永遠に生き続ける」という事実を伝えることで、死別の悲しみに暮れる人々の心を一刻も早く癒してあげたいと思っています。他界した人々との“愛の絆”は、今も変わらず続いていることを教えてあげたいと願っています。

私たちヒーラーの役目は、人々の病気を癒すことだけでなく、ヒーリングを通して「霊的真理」を伝えることです。それが、肉体の病気を癒すこと以上に大切なことであると思っています。

(柳辺)