ヒーラーの声

“Two Worlds”会長のジョージ・クランレーが他界しました

No.057

2016年11月22日、長年“Two Worlds”の会長を務めてきたジョージ・クランレーが亡くなりました。

10年以上前のことになりますが、私はジョージ・クランレーに会ったことがあります。スピリチュアリズム普及会の数人のメンバーと一緒に、トニーを訪ねてイギリスへ行った時のことです。トニーとジョージ・クランレー夫妻と一緒に、ロンドンで一番古いパブで食事を共にすることができました。ロンドンから離れた所に住むジョージは、私たちに会うために2時間半も車を飛ばしてきてくれました。

初めてジョージに会った時の印象は、知的でユーモアセンスに溢れる英国紳士でした。私たちが自己紹介をした時、それぞれの名前の漢字の意味について説明すると、ジョージはとても感激していました。「自分たちイギリス人の名前にはそうしたものはない、“ジョージ”はただの“ジョージ”だ」と笑いながら話してくれました。

そして私たちが、「日本のスピリチュアリズムはシルバーバーチを中心に少しずつ広まっている、何といってもシルバーバーチが一番です」と言うと、静かに微笑みながら頷いていました。ジョージは私たちに、スピリチュアリストとして最高の敬意を払ってくれているようでした。私は今でも、その時の様子をはっきりと覚えています。はるばる日本からやってきた、“シルバーバーチ”という共通の絆で結ばれた私たちを、かけがえのないスピリチュアリズムの同志として歓迎してくれたのだと思います。

イギリスのスピリチュアリズムは、いまだに現象レベルから抜け出していません。ジョージは、シルバーバーチが最高であることを分かっているようでしたが、シルバーバーチをイギリスのスピリチュアリズムの中心に置くことはできませんでした。霊界へ行って、日本で展開しているシルバーバーチ中心のハイレベルスピリチュアリズムを見て、きっと驚いていることでしょう。同時に、イギリスでシルバーバーチを広められなかったことを悔しく思っているにちがいありません。

ジョージはこれから霊界で、私たちの真理普及の歩みを精いっぱい応援してくれるものと思います。そして、イギリスでも、シルバーバーチを中心とした実践レベルのスピリチュアリズムが広まっていくように働き続けていくはずです。

ジョージ、79年の地上人生、お疲れさまでした。そして今後は霊界から、地上のスピリチュアリズム発展のために応援してください。

(若山)