ヒーラーの声
卑弥呼もシャカも空海も、平清盛も織田信長も新選組の土方歳三も皆 “大霊の子供” だ!
No.082/
スピリチュアリズム普及会では月に1度、『シルバーバーチの霊訓』の学習会を行っています。そのたびに私の霊的真理に対する理解が確実に進んでいることを感じます。普及会の他のメンバーやヒーラーたちに聞くと、私と同じようなことを言います。
私は、『シルバーバーチの霊訓』はどの分野においても、いかなる思想テーマにおいても画期的なものであることを確信しています。『シルバーバーチの霊訓』に匹敵する思想は地上には存在しないこと、それは地上人類にとって“真のバイブル”であることを実感しています。今回の地上人生で『シルバーバーチの霊訓』と出会えた幸運を、ただただ感謝するばかりです。
すべての地上人類が、大霊である“神”の分霊を内在させている「霊的存在者」であるという最高の霊的真理を知ったとき、私の心は大きな喜びに震えました。シルバーバーチは「人間とは何か」という普遍的で最大のテーマについて、単純明快に「人間とは大霊の分霊を本体とする霊的存在者である」との答えを示してくれました。人間観に関しての最高の答えと、最も明瞭な人間の定義を示してくれたのです。
「すべての人間が神の分霊を内在させている。死後、その分霊は永遠の霊的進化の道を歩んでいく」――この霊的事実は、私の意識に大きな変革をもたらしてくれました。
私は昔から歴史が好きでした。これまで約30年間、『シルバーバーチの霊訓』やスピリチュアリズム関連の書物を繰り返し読んできましたが、そのかたわら時々、以前から好きだった日本史の本に目を通してきました。歴史の勉強を通じて「霊的真理」の理解がいっそう進むことを期待してのことです。
私が好きな時代は、古代と戦国時代と幕末です。歴史書を読むたびに、そこに登場する人間模様に刺激を受けたり、感動したり、励ましを得てきました。スピリチュアリズム普及会の大半のメンバーが、NHKの大河ドラマを楽しみにしています。
霊的真理の理解が深まるにともない、歴史上の人物を見る目が大きく変わってきました。その発見は、私にとって驚きでした。これまでのありふれた日本史の解説や説明からでは、決してあり得ないことでした。
古代の人間も、戦国時代の冷酷な独裁者も、明治維新の立役者も皆、大霊の分霊を持った神の子供だったのだ、という感覚が迫ってきました。それまで歴史上の人物を、スピリチュアリズムとは関係のない人間と考えていましたが、「すべての地上人が大霊の分霊を宿した霊的存在者である」との認識が深まるにともない、それまでの歴史上の人物に対する考え方が根底から変化するようになったのです。そして彼らも、私と同じ大霊の子供であるとの実感が強く迫ってきました。
「そうだ、卑弥呼も大霊の子供だったのだ。平清盛も織田信長も新選組の土方歳三も皆、大霊の子供だったのだ。全員が霊的成長のために、この日本で地上人生を送ったのだ。そして今は霊界で、ひたすら霊的成長の道を歩んでいるのだ」。
こうした歴史上の人物にとって、一時の地上人生は無きに等しいものになっています。彼らは霊界に行って初めて霊界の事実を知り、霊的真理を知ることになりました。そうした彼らと比べ、私は短い地上人生の間に、スピリチュアリズムという「霊界主導の大計画・人類史上最大の革命」について知ることができました。そしてそのために今、人生を捧げられることは、あまりにも大きな恩恵であり幸運です。
日本史に登場してくる人物に思いを馳せていくうちに、意識は日本から世界へと広がっていきます。古代のソクラテスやアレキサンダー大王、シーザー(カエサル)やクレオパトラ……そして英国の元首相チャーチルやサッチャー、アメリカの元大統領リンカーン、さらには元大統領で存命しているクリントンやオバマ、また現大統領のトランプというように、私の意識はどんどん広がっていきます。
こうした人たちも皆、私と同じく大霊の分霊を授かった大霊の子供です。霊界で永遠の霊的成長の道を歩むことになる大霊の子供なのです。
地球上の歴史は、地球人類の霊的未熟さの足跡です。物欲・肉欲に支配された人間の権力闘争の歴史です。また神秘的・霊的なものを恐れ、死後の救いを宗教に委ね、自分だけの救いを信仰の中に求めてきた人々の足跡です。地球上の歴史はすべて、霊的に未熟な人類がつくったものなのです。
歴史上に名を残した人間であろうと、無名のまま地上人生を終えた人間であろうと、死後は全員が霊界で霊的成長の道を歩んでいます。そうした事実を考えると、地上の歴史的遺物や遺跡には全く価値がないことが分かります。真の意味での価値はありません。真に価値あるものとは、人類が少しずつ達成してきた霊的進化のプロセスだけなのです。
私たちは今、人類の霊的進化の道しるべとなる「本物の霊的真理」を手にしています。もし地球上の歴史的遺産がすべて消滅するようなことになったとしても、それは人類にとって本当の損失ではありません。
私は、地球人類にとって真に大切なものは、人類の霊的成長の指針であるスピリチュアリズムの思想、特に『シルバーバーチの霊訓』であると思っています。どのような歴史的遺産や遺跡よりも価値があるのは、『シルバーバーチの霊訓』に代表される霊的真理であると思っています。そして今後の地球人類の「霊的成長」こそが、何よりも重要なものであると考えています。
(若山)
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今年もヒーラー全員が心を合わせ、「霊医の道具」としてヒーリング・ボランティアに力を尽くしてまいりました。一年の締めくくりの時を迎え、霊界の方々の導きの中で奉仕の日々を送ることができた幸いに感謝し、来年も一人でも多くの方のお役に立ちたいと、決意を新たにしているところです。
迎える新しい年が、皆さまにとって希望に満ちたものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。