スピリチュアリズムと歩んだ、これまでの私の人生

ちょうど二十歳の頃、私はスピリチュアリズムとの出会いを果たすことになりました。そして『シルバーバーチの霊訓』を手にしてから、約３０年が過ぎました。その間の一つ一つの体験は、霊界の導きの中でスピリチュアリズムの素晴らしさを理解するものでした。私という一人の人間のために、霊界の人々が背後から働きかけ、最も相応しい導きをしてくれていたことを実感するたびに、ただただ感謝と感動で胸がいっぱいになります。

霊的真理の理解が深まるにともない、私の心の中には「人のために役立ちたい、霊界の道具として使っていただきたい」という思いが強くなっていきました。その思いはそれまでの人生で味わったことのない感覚で、霊界の人々の純粋な愛に触れたような気がしました。

そして気がつけば、いつの間にかヒーラーとしての道が開かれていました。それ以来、毎日毎日、少しでも高級霊たちの純粋な思いに近づきたいと願い、真剣に祈り、霊界の良き道具を目指して精いっぱい歩んできました。

今、振り返ってみると、私の地上人生の大半が“スピリチュアリズム”と共にありました。自分の人生の一部としてスピリチュアリズムがあったのではなく、すべてをかけてスピリチュアリズム人生を歩むように導かれてきたことを実感しています。おそらく私は地上に再生する前に、スピリチュアリズムのために働くことを決意してきたのだと思います。肉体という牢獄に包まれながらも、霊的に目覚めることができたことは、すべて霊界からの導きのお陰です。

これからスピリチュアリズムと出会う人たちも、私と同じような形でスピリチュアリズムに導かれてくるだろうと思います。今この時も、再生前に決意したことを実現させるために、多くの人が霊界から導きを受けているはずです。そして今後、霊界から地上への働きかけはますます大きくなり、霊的に目覚める人たちがどんどん増えていくはずです。私は、それをとても楽しみにしています。

（長澤）