(3)日本スピリチュアル・ヒーラーグループの活動の目的と具体的な活動内容
1)ヒーリング奉仕活動の目的
スピリチュアル・ヒーリングが霊界から興された目的は、地球人類の霊性を覚醒させるためです。スピリチュアル・ヒーリングという心霊現象を演出することによって霊的世界への関心を喚起し、霊の実在を示そうとしたのです。
病気は、「カルマ(神の摂理への違反)」によって引き起こされたものであり、霊的成長の道をリセットするためのプロセスですから、決して悪いものではありません。むしろ“魂の歪み”を正してくれる、ありがたいものなのです。
私たち「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」では、スピリチュアリズム運動の一環として、ヒーリング奉仕を通して人類の霊的覚醒のために貢献することを最大の目的としています。一方、当ヒーラーグループには、そうした大きな目標と同時に、地上人の事情に合わせた複合的で多次元にわたる目的もあります。
スピリチュアル・ヒーリングに対する関心は、人によってさまざまです。病人としてスピリチュアル・ヒーリングに関心を持つ人もいれば、治療師の立場で関心を持つ人もいます。また科学者として、医師として、あるいはスピリチュアリストとして、多くの人々がスピリチュアル・ヒーリングに関心を寄せています。私たちは、こうした人々の関心と期待に可能なかぎり応えたいと思っています。それが私たちのヒーリング奉仕のもう一つの目標であり、使命であると考えています。
以下では、そうした観点から「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」のヒーリング奉仕活動の目的について述べていきます。
① 病気で苦しんでいる方々および、その身内の方々に対して
言うまでもなくこうした方々に対してのヒーリング奉仕の目的は、可能なかぎり病気を治療するということにあります。ただしその場合も、完治するかどうかは、患者さん自身の「カルマ」が問題となります。カルマによって病気が引き起こされている場合には、カルマの清算が済んでいなければ病気は治りません。部分的にはよくなっても、完治するまでには至りません。
しかし私たちは、どのような場合でも、スピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)は身体のいずれかの部分に影響を及ぼしていることを信じています。肉体レベル・霊体レベル・精神レベルのいずれか、あるいはそれらのすべてに対して、何らかのプラスの影響がもたらされていることを確信しています。私たちヒーラーは、すべての方々が完治することを願ってヒーリングに臨みます。結果的には部分的な治癒しか得られないとしても、病気の苦しみが軽減されるように全力を尽くします。
当ヒーラーグループでは、肉体の癒し以上に「霊的癒し・精神的癒し」を重要視し、それをより本質的な使命と考えています。私たちのヒーリングを通して患者さんの肉体が癒されるだけでなく、魂が癒されることを願っています。なぜなら「魂の癒し・魂の覚醒」こそが人間にとって本当の救いであり、永遠の幸福に直接的に関係してくるからです。スピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)がきっかけとなって、その人の関心が肉体を超えて「心と霊・霊的世界」へと向かい、人生に大きな質的変化が訪れるようになることを願っています。
スピリチュアル・ヒーリングによって肉体の癒しと同時に「霊的覚醒」がもたらされるようになることが、私たちのヒーリング奉仕活動の目的です。
② 治療師やヒーラーの方々に対して
これまで治療師やヒーラーとして誠実に歩んできた方々に対して、霊界の医者による「スピリット・ヒーリング」の存在をお知らせすることも、私たちのヒーリング奉仕活動の目的の一つです。純粋な動機から治療家の道を志し、無償の奉仕として治療に携わるなら、その形態がどのようなものであれ「スピリット・ヒーリング」が可能となり、人々へのさらなる奉仕のチャンスが広がることになります。治療師やヒーラーとして最高の道が開かれることになります。私たちの活動が、こうした形で治療師やヒーラーの方々のお役に立つとするなら本当に嬉しく思います。
高級霊の道具として働くことができる本物のスピリチュアル・ヒーラーが全国各地で輩出するようになるにともない、日本のスピリチュアル・ヒーリングは世界の模範となっていきます。日本人が世界のスピリチュアル・ヒーリング界をリードし、地球人類全体の幸福のために働くことができるようになります。そして日本は英国をしのぐ「スピリチュアル・ヒーリング大国」となっていくはずです。当然、その過程においては、現在横行しているニセのスピリチュアル・ヒーリングは淘汰されることになります。「本物のスピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)」が広まることによって、“ニセモノ”は存在することができなくなっていきます。
本物のスピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)の伝統が確立することによって、“唯物主義”に対抗する強力な霊的勢力を打ち立てることができるようになります。すべてのヒーラーが「高級霊の道具」になることによって、霊界の勢力と一体となって地球人類のために貢献することができるのです。一人一人のヒーラーが、これまで地球人類を不幸に陥れてきた“物質主義”に歯止めをかける楔(くさび)となり、人々の救いのために働くことができるようになるのです。
このようにして日本だけでなく、世界のスピリチュアル・ヒーリング界のレベルアップがはかられていきます。これも私たちのヒーリング奉仕活動の目的の一つです。
③ ホリスティック医学関係者の方々に対して
ホリスティック医学においては、霊・霊性といった「霊的なもの」は重要不可欠な要素です。しかしそれについては、これまでほとんど詳しい説明がなされてきませんでした。スピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)は、ホリスティック医学が求めるこうした霊的要素について明快な答えを提示しています。ホリスティック医学は、スピリチュアル・ヒーリングを取り入れることによって、より完全な医学に近づくことができるようになります。
これまで、医学の中に「霊」を持ち込むことはタブーとされてきましたが、スピリチュアル・ヒーリングは「霊」による治療が事実であることを証明しています。また、従来の宗教においては想像もつかないような形で「霊魂観」を実証しています。こうした2つの事実は、医学(治療)と宗教が同一線上で協調できる可能性を示しています。
当ヒーラーグループは、スピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)の事実と霊的知識をホリスティック医学関係者の方々に伝え、ホリスティック医学のさらなる発展のために協力したいと考えています。これも私たちのヒーリング奉仕活動の目的の一つです。
④ スピリチュアリズム関係の方々に対して
すでに“スピリチュアリズム”と出会い、その歴史的な重要性を知った人々(スピリチュアリスト)に対して、私たちはスピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)を通して、霊界の人々と直接的に交わる体験をしていただきたいと思っています。スピリチュアル・ヒーリングは、従来の物理的心霊現象に代わるものとして、霊界から計画的に展開されている高次元の心霊現象です。スピリット・ヒーリングの現場は、まさに高級霊と地上人が交わる“交霊会”そのものです。
その交霊会に参加し、高級霊の霊気に包まれ、霊界からの働きかけを目の当たりにすることで、霊的世界の存在を実感することができるようになります。霊的真理を学んだけれど「霊」に対する実感は乏しかったという人も、スピリット・ヒーリングを通して直接「霊」との交わりを体験し、その存在を確信することができるようになります。
スピリット・ヒーリングという交霊会の現場を霊視すると、高級霊から発せられた眩いばかりの霊光に包まれています。霊感が乏しくて、とても「霊」など感じられないという人であっても、そうした雰囲気の中に浸ることで、今まで味わったことがない霊的感覚に打たれ感動するようになります。こうした霊的体験と霊的感動によってスピリチュアリズムに対する確信が深まり、「霊的真理の普及を通して、もっと人類に貢献したい!」という思いが喚起されるようになります。これも私たちのヒーリング奉仕活動の目的の一つとなっています。
2)ヒーリング奉仕活動の内容
現在「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」では、ここで述べた目的にそって、具体的に次のようなヒーリング奉仕活動をしています。今後は状況に応じて、活動の範囲を広げていきたいと考えています。
① 公開ヒーリング
年に2回、関東地区と関西地区で「公開ヒーリング」を行っています。公開ヒーリングでは、毎回6名くらいの方を対象に「直接ヒーリング」のデモンストレーションを行っていますが、直接ヒーリングを受ける方だけでなく、参加したすべての方々に対してヒーリングが進められます。公開ヒーリングには毎回、30名の定員を大幅に上回る応募がありますので、参加者は抽選で決めさせていただいております。
② 直接ヒーリングの奉仕
縁のあった現代西洋医学の病院で、入院患者さんを対象に、月に1回「直接ヒーリング」の奉仕を行っています。今後は、時間が許すかぎり、こうした直接ヒーリングの機会を増やしていきたいと思っています。
③ 遠隔ヒーリングの奉仕
当ヒーラーグループには、全国各地の方々からヒーリングの依頼が寄せられます。できるだけ多くの方にヒーリングをして差し上げたいと願い、私たちは「遠隔ヒーリング」の奉仕を行っています。ヒーリングを受けていただく前には、原則として「自己努力」をお願いしています。自己努力をすることは、患者さんの心と身体の健康レベルを大きくアップさせることになります。また、ヒーリングの効果を高め、その効果を維持させることにもなります。同時に、自己努力に真剣に取り組むことは「カルマ」を切る道にもなっています。さらには、霊界の医者たちに余分な手間をかけさせずに済むようになるのです。このように患者さんが「自己努力」に励んでくださることで、遠隔ヒーリングであっても、直接ヒーリングよりも効果的に治療を進めることができるようになります。
遠隔ヒーリングを希望される方には、週に1回、3週にわたってヒーリングを行います。1人の患者さんに対して普通、2~3人のヒーラーが同時に遠隔ヒーリングを進めます。毎日、かなりの数の患者さんに向けてヒーリングを行っています。
また、一度「遠隔ヒーリング」を受けた方は、ヒーラーを媒介として霊医との間に“霊的パイプ”ができているため、必要に応じて霊界からの治療が自動的に進められることになります。こうした形で、霊界の医者と地上のヒーラーが連携して治療を行います。
④ ホームページでの情報提供
ホームページを作成し、スピリチュアル・ヒーリングに関する情報を提供しています。「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」では現在、第1と第2の2つのホームページを開設しています。第2ホームページでは、当グループで出版している『スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学』の全文を掲載しています。また今後、スピリチュアル・ヒーリングに関する資料も掲載していく予定です。
⑤ スピリチュアル・ヒーリング関連書籍の翻訳ならびに出版
当ヒーラーグループでは、「霊界通信」を通して送られてきた膨大なスピリチュアル・ヒーリングに関する知識・情報を整理し、総合理論の体系化をはかっています。スピリチュアル・ヒーリングの理論体系は、同時にホリスティック医学における総合的な理論モデルを提供することになっています。本サイトでは、その内容のすべてを公開しています。
またゆくゆくは、海外の優れたスピリチュアル・ヒーリング関連の書籍の翻訳をして、ホームページ上に掲載していきたいと考えています。