(2)スピリチュアル・ヒーリングの種類と分類

世の中には、さまざまな「スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)」があります。そのため病気で苦しむ人々は、どのスピリチュアル・ヒーリングを受けたらよいのかと迷ってしまいます。ヒーラーや治療師は、“自分の治療法は唯一のものである”と豪語し、特別に優れているかのようにPRするため、いっそう判断がつかなくなってしまいます。極端な言い方をするなら、ヒーラーの数だけスピリチュアル・ヒーリングは存在するということになります。

とは言っても、数あるスピリチュアル・ヒーリングには共通性があります。その共通性を基準として、いくつかに分類することができます。スピリチュアル・ヒーリング全体を概観し、それらの特色と本質を理解するために、ここではまず「スピリチュアル・ヒーリングの共通性」を基準として分類していくことにします。

分類は、以下の3つの観点から可能となります。①スピリチュアル・ヒーリングで使用される“治療エネルギー”の観点から、②スピリチュアル・ヒーリングの“治療の主役”の観点から、そして③スピリチュアル・ヒーリングの“治療形式”の観点からです。

①使用される“治療エネルギー”の観点からの分類

世間には数多くのスピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)が存在しますが、それらはいずれも、何らかの“治療エネルギー”を用いることによって病気を癒します。治療のためにどのようなエネルギーを用いるかによって、スピリチュアル・ヒーリングは大きく3つに分類することができます。

本題の“治療エネルギー”の説明に入る前に、予備知識として私たち地上の人間の身体構成について見ていきます。

地上人の身体構成について

“霊的領域”と“物質的領域”にまたがって存在する地上の人間

私たち地上人は、霊的要素と精神的(心的)要素と物質的要素から成り立っています。地上の人間は、「霊」と「精神(霊の心)」と2つの身体(「霊体」と「肉体」)から構成されています。このうち「霊」と「精神(霊の心)」と「霊体」は霊的領域に属し、「肉体」は物質的領域に属しています。このように私たち地上の人間は、“霊的領域”と“物質的領域”という2つの異なる世界にまたがって存在しているのです人間の身体構成に関する詳しい内容は、次のテーマである「スピリット・ヒーリングについて」で説明しています)

以上の内容を理解しやすくするために便宜上、図示すると次のようになります。

地上人の身体構成

病気は、「生体エネルギーの不足」と「生体エネルギーの循環異常」から発生

病気は、人間を構成するいずれかの領域に不調和が起きることで発生します。大半の地上人は“生体エネルギー”を枯渇させたまま生活しているため、人間を構成する「霊」「精神(霊の心)」「霊体」「肉体」が、不活性・不調和の状態に陥っています。現代人の多くが、肉体には異常が見られなくても、身体全体としてはすでに病気の前段階である“未病状態”に置かれているのです。その原因を一言で言えば――「生体エネルギーの不足」と「生体エネルギーの循環異常(不順)」ということになります。霊的エネルギーの摂取が十分でないうえに、その霊的(生体)エネルギーの循環が異常な状態にあるのです。

神は、人間が健康的に地上生活を過ごし、たとえ病気になっても健康を取り戻して地上人生を全うできるようなシステムを与えています。素直な目で観察するなら、誰もが人体に備わっている生命活動を維持するための仕組みの素晴らしさ・精妙さに感嘆するようになります。そこに、人智を超えた自然界(大霊・神)の叡智を感じざるをえなくなります。私たち人間の肉体には、健康的に地上生活を送るための、ありとあらゆる配慮がなされています。その中で特に重要なものが「3つの生体維持システム」です。これは“ホメオスタシス・自然治癒力・免疫システム”という3つの機能のことです。これらの働きによって人間は、健康を保って地上で生きていくことができるようになっています。

しかし実際には、地上世界には病気が蔓延しており、病人があふれています。そうした実情は、「地上人がいかに不自然な生き方をし、肉体を酷使しているか」ということを示しています。大半の地上人は“生体エネルギー”を枯渇させ、神が与えてくれた健康を維持するためのシステムを十分に働かせることができずに病気になっています。“病気”とは、生体エネルギーを長期にわたって枯渇させたために、元々備わっている生体維持システムが正常に機能しなくなった結果、発生するものなのです。

スピリチュアル・ヒーリングにおける“3種類の治療エネルギー”

スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)は、不調和状態に陥っている患者の異常な部分に働きかけ、正常化することで病気を治します。その際、用いられるのが“治療エネルギー”です。

人間は「霊」「霊の心」「霊体」「肉体」によって構成されていますが、最も次元の高い構成要素は「霊」であり、そこから順に霊的レベルは下がっていきます。したがって最も霊的純度の高い治療エネルギーでないかぎり、患者の「霊」の領域に働きかけることはできません。この「霊」に働きかけることができるきわめて霊的純度の高い治療エネルギーが「霊エネルギー(スピリット・エネルギー)」です。霊体に対しては、「霊エネルギー」ほど霊的純度が高くなくても働きかけることができます。それが「霊体エネルギー(サイキック・エネルギー)」です。そして最低次元の肉体を活性化することができるエネルギーが「肉体エネルギー(マグネティック・エネルギー)」です。

このように一口に“治療エネルギー”と言っても、その霊的純度にはピンからキリまであり、それに応じて患者の異常領域への働きかけが違ってきます。治療エネルギーの霊的純度は、「霊エネルギー(スピリット・エネルギー)」「霊体エネルギー(サイキック・エネルギー)」「肉体エネルギー(マグネティック・エネルギー)」の順に下がります言うまでもなく、この3種類の治療エネルギーの中で最も治療効果が高いものは、根源的エネルギーである「霊エネルギー」です)

“治療エネルギー”の霊的純度には差がありますが、大切なことは――「上位の治療エネルギーは下降して、それ以下の部分のエネルギーに転換される」ということです。すなわち上位の治療エネルギーは、身体を構成している下位の領域にまで届くということです。そして異常をきたしている下位の領域を活性化、正常化することができるのです。こうした形で、治療エネルギーの「治療効果」と「治療領域」が決定することになります。

以上の内容を整理すると、次のようになります。

3種類の治療エネルギーと、正常化される患者の身体領域
  • 霊エネルギー(スピリット・エネルギー)   → 霊・霊の心・霊体・肉体
  • 霊体エネルギー(サイキック・エネルギー)  → 霊体・肉体
  • 肉体エネルギー(マグネティック・エネルギー)→ 肉体

3種類のスピリチュアル・ヒーリング

「スピリット・ヒーリング」「サイキック・ヒーリング」「マグネティック・ヒーリング」

スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)において用いられる“治療エネルギー”の種類とその治療領域について、理解していただけたものと思います。世間にはさまざまなスピリチュアル・ヒーリングがありますが、それらはすべて、ここで示した3種類の治療エネルギーのいずれかを利用しています。そしてどの治療エネルギーを用いるかによって、スピリチュアル・ヒーリングを3つに分類することができます。

「霊エネルギー(スピリット・エネルギー)」という最も霊的純度の高い治療エネルギーは、肉体を持った地上のヒーラーがつくり出すことはできません。それが可能となるのは、純粋な霊的存在である霊界の人たち(スピリット)だけです。霊界では地上人の病気を治療するために、医者のような役割を担った霊たちが働いています。こうした霊たちを「霊医(スピリット・ドクター)」と呼びます。この専門的な霊たちが「霊エネルギー(スピリット・エネルギー)」をつくり、それを地上のヒーラーを通じて患者に与え、病気を治すのです。霊医によってつくられた治療エネルギーを用いるヒーリングを「スピリット・ヒーリング」と言います。

スピリット・ヒーリングという名称には、「スピリット・エネルギーを用いるヒーリング」という意味と、「霊界の霊たち(スピリット)によって進められるヒーリング」という2つの意味が含まれています。

この「スピリット・ヒーリング」は、スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)の中では、非常に限られています。スピリチュアル・ヒーリング全体の5%を占めるかどうかといった少数派です。一般的にヒーリングは、地上のヒーラーがつくり出した治療エネルギーを患者に与えるものであると思われていますが、「スピリット・ヒーリング」はそうしたヒーリングの常識には全く当てはまらない、きわめて特殊な治療法なのです。“スピリチュアリズム”において展開しているスピリチュアル・ヒーリングは、この「スピリット・ヒーリング」ですこれに関する詳細は、次のテーマである「スピリット・ヒーリングについて」で述べています)

世間でスピリチュアル・ヒーリングと呼ばれているヒーリングの大半(95%以上)は、「霊体エネルギー(サイキック・エネルギー)」や「肉体エネルギー(マグネティック・エネルギー)」を治療エネルギーとして使用しています。治療に用いられるサイキック・エネルギーとマグネティック・エネルギー(生体磁気エネルギー)は、地上のヒーラーの身体(霊体・肉体)内にあるもので、それを患者に与えるという形で治療が進められます。

ヒーラーの霊体エネルギーを治療エネルギーとして用いるスピリチュアル・ヒーリングを「サイキック・ヒーリング」と言います。サイキック・ヒーリングでは、ヒーラーの霊体エネルギーを患者の「霊体」と「肉体」に与えて治療をします。また、ヒーラーの肉体エネルギーを治療エネルギーとして用いるスピリチュアル・ヒーリングを「マグネティック・ヒーリング」と言います。マグネティック・ヒーリングでは、ヒーラーの肉体エネルギーを患者の「肉体」に与えて治療をします。

以上のようにスピリチュアル・ヒーリングは、使用される治療エネルギーの種類によって「スピリット・ヒーリング」と「サイキック・ヒーリング」と「マグネティック・ヒーリング」の3つに分類されます。世の中のスピリチュアル・ヒーリングの多くは、サイキック・ヒーリングかマグネティック・ヒーリングのいずれかです。

治療エネルギーによるスピリチュアル・ヒーリングの分類
  • スピリット・エネルギー(霊エネルギー)   → スピリット・ヒーリング
  • サイキック・エネルギー(霊体エネルギー)  → サイキック・ヒーリング
  • マグネティック・エネルギー(肉体エネルギー)→ マグネティック・ヒーリング

“神のエネルギーを直接治療に用いる”という間違い

霊的知識の乏しいヒーラーは、しばしば「自分の治療は神の治療エネルギーを直接用いるので治療効果が高い」と宣伝します。しかしこの説明は、霊的事実に照らしてみたとき間違っています。明らかに“ウソ”の自己PRです。“神のエネルギー”は宇宙に充満しており、人間をはじめあらゆる生命体はこれを取り入れて生命活動をしていますが、神のエネルギーをそのまま“治療エネルギー”として用いることはできません。神のエネルギーは“生体エネルギー”に転化して初めて、実際に治療エネルギーとして用いることが可能となるのです。神のエネルギーは確かにヒーラーに取り込まれますが、それは何もヒーラーに限ってのことではありません。

治療エネルギーの大もとである神のエネルギーは“蒸留水”に、治療エネルギーはその蒸留水に治療効果のあるさまざまな成分を加えた“薬”に譬えることができます。治療エネルギーは、神のエネルギーを原料としていますが、スピリット・ヒーリングの場合には、それはスピリット(霊医)によって“薬の調合”のような高度な知的作業を通してつくられるのです。

それに対してサイキック・ヒーリングでは、ヒーラー自身の“生体エネルギー”を治療エネルギーとして使用します。サイキック・ヒーラーが他のヒーリングとの差別化をはかるために、「自分は神のエネルギーを治療エネルギーとして使っている」と豪語しても、実際に用いられるのはヒーラーの生体エネルギー霊体の「サイキック・エネルギー」か、肉体の「マグネティック・エネルギー」)にすぎません。サイキック・エネルギーもマグネティック・エネルギーも、元をたどれば“神のエネルギー”ということになりますが、それがそのままヒーラーを通過して治療エネルギーとして用いられるようなことはないのです。

世の中には、特殊なペンダントなどをヒーラーに持たせ(高額で買わせ)、それが“神のエネルギーの受容を可能にする”というような全く根拠のない子供騙しの理屈をつけて、自分たちの特別性・優秀性を主張しているスピリチュアル・ヒーリングのグループがあります。そしてそこに集まる人間の多くが、その幼稚な理屈を鵜呑みにして、自分が本当に神の治療エネルギーを中継するヒーラーになったかのように思い込んでいます。

しかし、それは事実ではありません。「神のエネルギーを用いたヒーリングによって病気が治った」と、どれほど声高に主張しても、それは神のエネルギーをストレートに流したのではなく、ごく普通のサイキック・ヒーリングをしたにすぎません。

手かざし・手当て療法を行う治療団体や宗教組織では、自分たちが用いる治療エネルギーは神から直接送られてくる“神のエネルギー”であると主張しますが、それは霊的事実を知らないところから生じた間違いです。あるいは意図的なウソです。神の造った宇宙と霊界には神のエネルギーが充満しており、人間をはじめとする生命体はそれを取り入れることで生命活動を維持しています。神のエネルギーが“生体エネルギー”に転化して、身体内をめぐっているのです。

そうした意味では、誰もが神のエネルギーを取り入れることができると言えますが、それを治療に用いるためには、治療エネルギーに変換するプロセスが必要となります。治療効果のある成分を組み合わせて“薬”をつくるように、さまざまな霊的要素を組み合わせることによって“治療エネルギー”ができ上がるのです。霊医によるこの意識的なプロセスがないかぎり、治療エネルギーはできません。神のエネルギーは、そのままでは治療エネルギーとして用いることは不可能です。

②“ヒーリングの主役”の観点からの分類

ヒーリングや治療と言えば、ヒーラーや治療師や医者がいて、患者に治療を施す情景を思い浮かべます。この際、ヒーラーや治療師や医者は“治療の主役”となっています。一般的なスピリチュアル・ヒーリングもそれと同じで、ヒーリング(治療)をする側の人間が主役となり、患者は受け手の立場に立つことになります。これがヒーリング(治療)の常識とされていますが、スピリチュアル・ヒーリングでは、その常識が当てはまらない特殊なケースが存在します。

ここでは、スピリチュアル・ヒーリングを“治療の主役”という観点から分類していきます。これまで、そうした観点から分類したことはありませんでしたが、ここで新たなスピリチュアル・ヒーリングの分類法について見ていくことにします。

先に“治療エネルギー”の観点からスピリチュアル・ヒーリングを分類した際に、「スピリット・ヒーリング」について述べました。「スピリット・ヒーリング」では、霊界にいる霊たちが、地上の患者のために治療エネルギー(スピリット・エネルギー)をつくって治療を進めます。霊界の霊たち(スピリット)が、治療エネルギーを地上のヒーラーを通じて患者に与え、病気を治療するのが「スピリット・ヒーリング」です。このとき地上のヒーラーは、霊界のスピリットと患者の仲介者、治療エネルギーの伝達者の役目を担うことになります。

こうした「スピリット・ヒーリング」の一連の流れを追ってみると、治療(ヒーリング)の主役は、姿が見えない「霊界の霊たち(スピリット)」であることが分かります。地上のヒーラーは、霊界のスピリットの助手のような役目を担っているだけです。スピリット・ヒーリングはどこまでも、霊界のスピリットが“主役”となって行うヒーリングなのです。こうした霊界の霊たちが主役となって行う「スピリット・ヒーリング」が、スピリチュアル・ヒーリング全体の中で占める割合は、ごくわずかです。地上のヒーラーが“主役”となって治療を進める大部分のスピリチュアル・ヒーリングとは、根本的に違っています。

以上の内容を整理すると、次のようになります。

“治療の主役”の観点からのスピリチュアル・ヒーリングの分類
  • 「霊界の霊たち(スピリット)が主役」となって進めるヒーリング
    ――きわめて稀なケースで、「スピリット・ヒーリング」の場合のみ
  • 「地上のヒーラーや治療師が主役」となって進めるヒーリング
    ――大多数を占める一般的なスピリチュアル・ヒーリングの場合

神が“治療の主役”になることは、あり得るのか?

世の中には、「神仏を信じることで病気が治った」と言う人がいます。そうした人たちは、「神仏が奇跡を起こして病気を癒してくれた」と信じています。このような治療は一般的には“信仰治療”と呼ばれていますが、スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)の一つに位置づけされます。神仏が病気を治してくれることを信じる信仰治療では、治療の主役は当然“神や仏(ホトケ)”ということになります。日本の仏教では古来、薬師如来は病気治しのホトケとされ、多くの人々の信仰を集めてきました。人々は「薬師様が願いを聞き入れてくれて病気が癒された」と信じ、感謝の祈りを捧げてきました。

実はこうした“信仰治療”のほとんどに、霊界の霊たちが関与しています。実際には神仏ではなく、霊たちの働きかけによって病気が癒されているのです。したがってこうしたケースでは、治療(ヒーリング)の主役は「霊界にいる霊たち」ということになります。神が直接的に人間の病気治療に関与するようなことはありません。神の代理として、霊界の霊たちが病気の治療に関わっているのです。この意味で信仰治療は、「スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)」の一つと言えます。

信仰治療における主役は神ではなく霊界の霊たちですが、これは神のエネルギーを直接、治療エネルギーとして用いることができないのと共通しています。

③“ヒーリングの形式”の観点からの分類

世の中のスピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)には、さまざまな形式があります。それぞれのヒーラーによってヒーリングのスタイルが工夫され、独自性が主張されるため、その種類はかなりの数にのぼります。しかしそこには共通したヒーリングの形式というものがあり、それを基準としてスピリチュアル・ヒーリングを分類することができます。

ここでは“ヒーリングの形式”の観点から、スピリチュアル・ヒーリングを次のように分類します。

「直接ヒーリング」と「遠隔ヒーリング」

ヒーラーが患者を前にして治療するのが「直接ヒーリング」であり、離れた所にいる患者を治療するのが「遠隔ヒーリング」です。

「除霊治療」と「浄霊治療」

患者に取り憑いた“憑依霊”を力づくで取り除いて病気を治そうとするのが「除霊治療」であり、取り憑いた“憑依霊”を浄化して、自発的に離れさせて病気を治そうとするのが「浄霊治療」です。

霊示ヒーリング(リーディング治療)

霊能者(霊媒)が霊界の「霊(スピリット)」から病気の治療法や薬草を教えてもらってそれを患者に伝えたり、あるいは霊媒がトランス状態に入って「霊」を乗り移らせ、「霊」が直接、患者に治療法や薬草を教え、それによって病気を癒そうとするものです。

こうした治療は大昔から、シャーマニズム信仰のもとでごく普通に行われており、その意味できわめてポヒュラーなスピリチュアル・ヒーリングと言えます。近年では、エドガー・ケイシーがこの種の治療法で世界的に有名になりました。

心霊手術(スピリチュアル・サージャリー)

地上のヒーラー(霊媒)に「霊(スピリット)」が乗り移り、ヒーラーの身体を操作して患者の外科手術をするというものです。フィリピンやブラジルにおける心霊手術が有名です。

信仰治療

神仏への帰依・信心によって、神仏の力を得て病気を治そうとするもので、宗教・宗派にかかわらず、世界中で広く見られるヒーリングです。神への礼拝中やミサの最中に病気が治ると“神癒”と言われ、奇跡が起きたとされます。

また、礼拝中に多数の参加者が一斉にトランス状態に入り、霊的興奮の中で病気が癒されるようなこともあります。こうした現象は世界各地でひんぱんに発生していますが、その多くに“低級霊・邪悪霊”が関与しています。

「他者ヒーリング」と「自己ヒーリング(セルフヒーリング)」

治療は普通、治療師(ヒーラー)と患者の双方がいて成立するものです。この場合は、ヒーラーという他者を通して治療が成立するため、これを「他者ヒーリング」と言います。大半のスピリチュアル・ヒーリングは、この「他者ヒーリング」となっています。

それに対して、治療師(ヒーラー)に頼らずに自分の努力だけで病気を癒そうとするのが「自己ヒーリング(セルフヒーリング)」です。

世の中に広く見られるスピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療)は、“治療形式”の違いから上記のように分類することができます。とは言え、こうしたさまざまなスピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)には、先に述べた“治療エネルギー”による分類と“治療の主役”による分類が重なっています。

次にこの中から世の中で広く行われている代表的なスピリチュアル・ヒーリングについて、もう少し詳しく見ていきます。