(1)スピリット・ヒーリングの特色

一般のスピリチュアル・ヒーリングとの違い

“治療の主役”は霊界の霊たち

スピリチュアル・ヒーリング(心霊的な治療法)と言われているものにはさまざまな種類がありますが、その中で「スピリット・ヒーリング」は、霊界の人々によって演出されるきわめて特殊なヒーリングです。ヒーリング(治療)の主役が、霊界にいる霊(スピリット)たちなのです。普通、病人を治療するのは医者や治療師やヒーラーです。これが一般人にとっての治療の常識ですが、スピリット・ヒーリングでは、その常識が根底から覆されてしまいます。スピリット・ヒーリングにおける“治療の主役”は、地上人ではなく霊界にいる霊なのです。

地上人の目には見えない「霊(スピリット)」が治療の主役というのは、非常に特殊なヒーリングです。地上人の中には、いまだに霊の存在や霊界の存在を信じない人々が大勢います。そうした状況において「霊界に霊(スピリット)がいて、その霊が地上人のために治療行為をする」というのですから、世の中の人々が“常識を超えたアニメまがいの空想”と考えてもおかしくありません。

「スピリット・ヒーリング」について説明するとき、人々が抱く懐疑や戸惑いがどのようなものであるかは、私たちもよく知っています。しかしどれほど信じがたいことであっても、それはすべて事実なのです。目に見えないために受け入れがたいとしても、事実は事実としか言いようがありません。スピリット・ヒーリングでは、実際に病人が癒される事実を通して、霊界の人々が地上人の病気を治療していることが証明されます。

「霊医」と「霊医団」について

スピリット・ヒーリングは、スピリチュアル・ヒーリング全体の中ではわずか5%にも満たない少数派です。治療の主役が「霊(スピリット)」という、あまりにも特殊なヒーリングです。さらには他の点でも、一般のスピリチュアル・ヒーリングとは大きく異なっています。

スピリット・ヒーリングに携わる霊界の霊を「霊医(スピリット・ドクター)」と呼びますが、霊医は大勢集まって治療グループを形成し、協力体制で治療を進めます。このグループを「霊医団」と言います。霊医団によるスピリチュアル・ヒーリングが「スピリット・ヒーリング」です。

「スピリット・エネルギー」を治療に用いる

スピリット・ヒーリングは、治療の主役が「霊(スピリット)」という点で、他のスピリチュアル・ヒーリングとは全く異なっています。さらに治療に用いる“治療エネルギー”という点でも、他のスピリチュアル・ヒーリングとは次元が違っています。

スピリット・ヒーリングで用いる治療エネルギーは、霊界の霊たち(霊医団)がつくる「霊エネルギー(スピリット・エネルギー)」です。一般のスピリチュアル・ヒーリングで用いる治療エネルギーは、ヒーラーの身体に備わっている「生体エネルギー(サイキック・エネルギーとマグネティック・エネルギー)」です。このように治療エネルギーという点から見ても、スピリット・ヒーリングは他のスピリチュアル・ヒーリングとは根本的に異なるものなのです。