ヒーラーの声

死は悲劇ではなく、本当は喜び

死は地上人生を歩み終えたことへの“ご褒美”

No.069

大病を患い死が迫る中で、ヒーリングを依頼してくる多くの患者さんたちがいます。そのほとんどの人が、「奇跡が起こって病気が治ってほしい」「なんとかして死を避けたい」と思っています。私はそのような人たちを前にしたとき、「死は悲劇ではなく本当は喜びなのです。重苦しい物質の世界から解放される素晴らしい時なのです」と、声を大にして伝えたくなります。

死が喜びとなるなら、いっときの病気の苦しみなど取るに足らないものになります。そして、苦の体験を自分に与えられたカルマ精算の時・霊的成長のためのありがたいチャンスとして前向きに捉えることができます。病気で苦しむ患者さんを前にすると、私はいつも「一刻も早くスピリチュアリズムの真理を知ってほしい」という思いにかられます。死を喜び・死をご褒美と考えることは、一般の人々には常識外れのように思えるでしょうが、私たちスピリチュアリストにとってはそれが常識となっています。

シルバーバーチは、これまで地上の宗教で言われてきた死についての考え方を、180度変えてくれました。私たち地上人の死に対する考え方、死に対するイメージを根本から変えてくれました。スピリチュアリストは、そうした画期的な「霊的事実・霊的真理」を真っ先に知ることになった特別に恵まれた人間です。世界中の人々が死を恐れ、死を避けようとしている中にあって、シルバーバーチに出会ったスピリチュアリストだけが、死を喜びとし、素晴らしい出来事として待ち望むことができるのです。

『シルバーバーチの霊訓』だけが、真に人々を死の恐怖から救い出し、死を喜びに変えることができます。私はヒーラーとして、一人でも多くの人に『シルバーバーチの霊訓』の存在を伝えていきたいと思っています。

(岩田)