ヒーラーの声

“小林麻央さん他界の大騒ぎ”を見て

No.064

歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの妻で、乳がんで闘病中だったフリーアナウンサーの“小林麻央さん”が亡くなりました。麻央さんはまだ34歳、多くの人々がその若すぎる死を悲しんでいます。

しかし私たちヒーラーは、死を悲しんだりはしません。世の中の人々とは、全く違った捉え方をします。なぜなら“死”は、自然現象であり、人間にとって一つの通過点に過ぎないことを知っているからです。

霊界の事実を知らない人は、死後も自分が死んだことに気が付かず、混乱状態に陥ります。おそらく麻央さんも、死の直後の混乱状態にあると思います。自分が死んだことを理解できず、“ちゃんとこうして生きている”と必死に訴え続けているに違いありません。

私は麻央さんに語りかけました。「麻央さん、あなたはもう亡くなったのですよ、もう地上の人間ではないのです。ですからこれ以上、地上にいてはいけません。遺してきた子供さんは、霊界から見守り、手助けすることができます。そして、会おうと思えば、いつでも会うことができるのです。地上にいたときよりも、ずっと近くにいることができるのです。

麻央さん、地上のことは何も心配はいりません。あなたの傍には守護霊がいますから、その方に従ってください。」

私は、「一刻も早く麻央さんが死後の混乱状態から抜け出して、自分の死をしっかりと自覚してほしい!」――そう願いながら、霊的エネルギーを込めて語りかけました。

人々は“死”についての真実がわかっていないため、愛する人との死別を悲しみ、心を乱します。でも本当は、他界した人は何一つ悲しんではいません。悲しんでいるのは地上の人間だけなのです。

もし、世の中の人々が死に対する正しい知識を持っていたなら、小林麻央さんの死をこんなに大騒ぎはしなかったでしょう。メディアが大々的に取り上げ、人々の関心をあおるようなこともなかったはずです。

みんなが大騒ぎすることで、麻央さんの意識は地上に引き付けられ、混乱状態が続いています。「死の自覚」が妨げられてしまっています。

「どうか麻央さん、早く自分の死を自覚し、霊界で新しい人生を歩み始めてください!」

(柳辺)