ヒーラーの声

スピリット・ヒーリングに至るまでの道のり

No.031

私たちがスピリチュアル・ヒーリングのボランティアを始めたのは、30年以上前のことです。その頃は数人のメンバーでヒーリングを行っていました。当時は、シルバーバーチが説いているようなスピリチュアル・ヒーリングの深い内容・本質までは、まだ分かりませんでした。ただ病気で苦しんでいる患者さんを何とか助けてあげたい、という思いでヒーリングをしていました。そんな私たちのヒーリングは、純粋な“スピリット・ヒーリング”の時もあれば、ヒーラー自身の霊体能力を用いる“サイキック・ヒーリング”の時もあったと思います。

ヒーリングを行うときは、患者さんに手を当てて霊的エネルギーを送りました。時によっては、憑依で苦しむ患者さんのオーラの中に閉じ込められている霊を直接つまみ出して除霊をするようなこともしました。また、ビンや器に入れた水に霊的エネルギーを送って“霊水”をつくり、患者さんに飲んでもらったりもしました。すると、驚くほど良い結果が得られ、長年の憑依状態が一気に解決するようなことも度々ありました。憑依された患者さんに直接会えないときは、代理の人に霊水を渡し、患者さんに振りかけてもらいましたが、それでも同じように効果がありました。

こうしたヒーリングを手探りで続けていく中で、少しずつ霊や霊界に対する感覚が身近なものになっていきました。そして何年か経って「シルバーバーチの霊訓」との出会いがもたらされ、本物のスピリチュアル・ヒーリングへの道が開けてきました。こうして霊界の霊が中心となる本格的でより次元の高い「スピリット・ヒーリング」へと、新しい一歩を踏み出すことができました。

世の中には、「病気で苦しむ人々を何とかして救ってあげたい」という真摯な思いを持った治療師やヒーラーの方が大勢いらっしゃいます。そうした方々が、人々のために自分を忘れて治療を続けていかれるなら、霊界によって必ずスピリット・ヒーリングへと導かれていくはずです。

私たちは、一人でも多くの治療師やヒーラーの方がスピリット・ヒーリングにたどり着き、“同志”として共に歩んでくださることを心から願っています。

(若山)