ヒーラーの声

“スマホ中毒”は魂の敵!

No.028

最近、「女子高校生のスマートフォンや携帯電話の使用時間が一日平均7時間」というショッキングな記事を新聞で読みました。スマートフォンを手放せない背景には、皆とつながりを持っていないと仲間から攻撃されたり、いじめられるという原因があるようです。しかし、7時間もスマートフォンと向き合うというのは、明らかに“スマホ中毒”です。神経をすり減らし、正常な意識が持てなくなり、それが続けば身体もダメージを受けるようになるのは間違いありません。何よりも深刻なのは、精神に異常をきたすようになることです。

今や日本中、大人から子供に至るまで“スマホ中毒”にかかっています。これは“ガン”に匹敵するような病気が世の中に蔓延しているのと同じことです。

現在、麻薬については法律で厳しく取り締まっていますが、スマートフォンの使用もそれと同じように強い規制をしなければならない危険な状態にあります。“スマホ中毒”は、麻薬中毒ほど肉体をボロボロに蝕むことはないにしても、私たちの心、特に人間の本質である「霊」の部分に大きなマイナスの影響を及ぼし、精神の病気を引き起こします。このままスマートフォンの使用を規制せず野放しにすれば、将来“スマホ中毒”が原因で治療法の見つからない奇妙な病気が蔓延し、人々が苦しむようになるはずです。

こうした“スマホ中毒”の人がヒーリングを受けたとしても、いい結果は得られません。なぜなら、「霊的エネルギー」を受け入れるための条件を自ら排除しているからです。ヒーリングの効果が最も高められるのは、一人になって受け身の姿勢を取り、静かに霊的雰囲気の中に浸っているときです。人間の“魂”は、神や霊界の人たちとつながりを持てたとき初めて開かれ、霊的エネルギーを受けられるようになります。スマートフォンを通じて、どんなに多くの人とのつながりを持てたとしても、霊的エネルギーを取り入れることはできません。

最近は、精神を病み、日常生活もままならないといった方からのヒーリングの依頼が増えています。私は、そうした方たちに対して「まず、スマートフォンの使用を一時やめてください。そして一人だけの静かな時間を優先的にとるようにしてください」とお伝えしています。

人とつながっていないことへの不安から“スマホ中毒”になるのは、どこか心の持ち方や生き方が間違っていて、「自己コントロール」がきかなくなっているという証拠です。子供たちの将来を考えると、いたたまれないような気持ちになります。この問題を解決するためには、真っ先に大人がスマートフォンに翻弄されないようにし、自己コントロールする生き方の手本を子供に示さなければなりません。大人の方々には、もっと危機感を持ってほしいと思います。私は、ヒーリングの奉仕を通して一人でも多くの方が霊的世界に目覚め、正しい霊的知識によって自分自身の生き方を見つめ直してくださることを願っています。そしてこれまでの生活をリセットし、新たな人生を歩み出してくださることを心から願っています。

(谷口)